長唄演奏家 杵屋佐喜(きねや さき)
2002年より「杵屋佐喜 長唄・三味線教室」を開き、生徒指導にあたる。
長唄佐門会家元である七代目杵屋佐吉と共に、日本全国の名取・師範への指導も行う。
指導実績
- 一般社団法人長唄協会「長唄と教育をデザインする委員会」委員として、文化庁伝統音楽普及促進支援事業を担当
- 三越カルチャーサロン日本橋三越本店 短期講座講師
- 株式会社カルチャー ヨークカルチャーセンター長野講師(2017〜2020)
- 文化学園大学「未来の新しいメディアのカタチ」特別外部講師
教材出版
- 2017 四世杵屋佐吉作曲三絃童謡集「三味線でうたおう!子どもと楽しむ長唄童謡」(CD2枚付)を出版
- 2017~ 中学音楽科用教科書監修・執筆
杵屋佐喜 演奏家プロフィール
1983年 東京生まれ。
父は江戸時代より続く長唄佐門会家元・七代目杵屋佐吉。
6歳で国立大劇場にて初舞台。
長唄を人間国宝・杵屋佐登代、今藤尚之に、三味線を祖父・五世杵屋佐吉、田島佳子の各氏に師事。
玉川大学文学部芸術学科声楽専攻卒業。
声楽を藤原歌劇団テノールの市川和彦に、ピアノ・作曲を仲野真世の各氏に師事。
第11回アジアクラシック音楽コンサート新人賞受賞。
2002年 父の前名である佐喜の名を三代目として襲名。
現在長唄の唄方として全国各地の演奏会、歌舞伎公演、日本舞踊会、NHK『にっぽんの芸能』等のテレビ、ラジオに出演多数。
『市川海老蔵 Grand Japan Theater NY・カーネギーホール公演』『平成中村座スペイン公演』他、ブラジル、韓国、シンガポール等の海外公演へも参加。
劇団☆新感線への楽曲提供の他、BTUスクール校歌、黒木瞳氏主演舞台、劇団かかし座、新曲アニメーション『カレーライスの唄』など作詞・作曲も手掛ける。
2014年 日本コロムビアより『和風ビートルズメドレー』発売。
2017年 著書『四世杵屋佐吉作曲 三絃童謡集 三味線でうたおう!子どもと楽しむ長唄童謡』を出版。
東京、静岡、長野、大阪を中心に「杵屋佐喜 長唄・三味線教室」として後進の指導にあたり、全国各地で子ども、音楽教員向けのワークショップを開催。
音楽教科書の執筆、監修にも携わる等、長唄の普及活動にも積極的に取り組んでいる。
一般社団法人長唄協会会員。
母方祖父は『七人の侍』等で知られる映画俳優の木村功。
演奏活動実績
- 2021 国立劇場主催『明日をになう 新進の舞踊・邦楽鑑賞会』出演
- 2020 新曲アニメーション「カレーライスの唄」(作詞・作曲)MVを公開
- 2019 横浜アリーナでの玉川学園『創立90周年記念式典 玉川の集い』オープニング曲の作詞・作曲・演奏を担当
- 2019 天皇陛下即位を祝う晩餐会にて、野村萬斎氏、市川海老蔵丈、吉田玉男氏らと共に「三番叟」を演奏
- 2018 NHK Eテレ『にっぽんの芸能』ゲスト出演。スタジオトーク、演奏
- 2018 (海外公演)アメリカ・ニューヨーク『今藤長十郎 三味線の響 カーネギーホール公演』出演
- 2018 (海外公演)スペイン・マドリード『平成中村座スペイン公演』出演
- 2018 (海外公演)韓国・ソウルにて日韓音楽交流『躍動する伝統』出演
- 2017 日本武道館『ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館』オープニングアクト出演
- 2017 ピコ太郎氏PPAPの国立劇場版「PNSP」の唄を担当
- 2016 (海外公演)アメリカ・ニューヨーク『市川海老蔵 Grand Japan Theater NY・カーネギーホール公演』出演
- 2015 (海外公演)ブラジル・サンパウロ、リオデジャネイロ『日ブラジル修好120周年記念 藤間勘十郎ブラジル公演』出演
- 2014 日本コロムビアより「和風ビートルズメドレー」を発売
- 2014 (海外公演)シンガポール『市川海老蔵 古典への誘い Japan Theater シンガポール公演』出演
- 2010 APEC APAN 2010(アジア太平洋経済協力)にて、各国大統領の前で中村勘三郎丈、勘九郎丈、七之助丈と共に「連獅子」を披露
- 2009 (海外公演)アメリカ・ハワイ『Honolulu Shamisen Experience』出演